Linのアニメ&ラノベ備忘録

本ブログではアニメ&ラノベの評価点(おすすめ度)をタイトルに。記事の冒頭にアニメの感想(ネタバレなし)を。その数行下にアニメの全話あらすじを書いています。評価点の基準については「このブログについて」に記載しています。

とらドラ! [4/5点]

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・単なるラブコメの枠には収まらず、「自分自身に向き合うこと」が大きなテーマとなっている。

・大人になる手前の高校生達が、友人や親との衝突を通して、少しずつ成長していく青春物語。

・歌詞にも「伏線」が張られており、終盤になって歌詞の本当の意味に気づいた時に爽快感を感じた。

 

以下あらすじ

 

高須竜児(主人公)は父親譲りの目つきの悪さゆえに周りから誤解を受ける高校2年生。新学期のクラス分けで親友の北村祐作と想い人の櫛枝実乃梨と同クラスになる。そこで逢坂大河に出会った。放課後、大河は北村にラブレターを出すつもりが誤って竜児に渡してしまう。ラブレターを取り返しにきた大河と竜児はお互いの恋の手助けを約束した。

竜児と大河な仲が急速に縮まったことで、周りから付き合っていると誤解を受けたが、大河がその誤解を解き北村に告白する。しかし、北村から振られてしまう。

部活もバイトも全力でこなす櫛枝実乃梨に惹かれる竜児。竜児と大河は櫛枝の酒屋のアルバイトを手伝うことなったが、竜児と櫛枝は酒蔵に閉じ込められてしまう。このまま発見されないかもしれないという恐怖と疲労の中、竜児を励まそうと明るく振る舞う櫛枝(けれど本当は櫛枝も恐怖で震えている)に、改めて好意を寄せる竜児だった。

一年前北村は大河に告白していたが、大河は断ってしまう。以降北村のことを意識しだすようになり徐々に北村に好意を寄せていった。

外面は清純でドジっ子なモデルの川嶋亜美が転校してくる。しかし本性は横暴で我儘なお嬢様気質の亜美。

川嶋はストーカー被害に遭っておりそれがきっかけで転校し、モデル業を休職していた。ストーカーを恐れていた川嶋だが、ストーカーに果敢に立ち向かう大河を見て、自身もストーカーを返り討ちにした。

水泳の授業のために水着を購入した大河だが、自身の貧乳がバレたくないと大騒ぎ。竜児の夜なべの工作によりバレずに済む。

大河と川嶋で50mの水泳勝負、川嶋が勝てば竜児は川嶋の別荘に行くことに。結局いつもの5人で川嶋の別荘に行くことになった。

竜児は櫛枝と、大河は北村との仲を深めるためお互いに協力し合う2人だったが、突如怪奇現象が起こり始める。

怪奇現象の正体は櫛枝と北村によるものだった。

文化祭の準備に沸き立つクラス一同。しかしくじ引きの結果プロレスショーをやることになり、否定的な意見も出るが、最優秀のクラスには豪華特典が!クラス一丸となって文化祭の準備を進める。一方、大河の父親が現れる。大河は若い母親と再婚し、自分を家から放り出した父親を憎んでいたが、竜児との衝突の結果父親の元に戻ることになったのであった。

大河の父親を巡り櫛枝と衝突する竜児。クラスのプロレスショーは大盛況だったものの、その日大河の父親が訪れることはなかった。

竜児宛に大河の父親が文化祭に来れないこと、一緒に暮らす話はなくなったことを伝えてくれとの連絡が来る。櫛枝から一年前にも同様のことがあったと告げられる。

大河に触ると幸せになれる、という噂が学校で広まる。けれど当の大河本人は果たして幸せなのか...

突然北村が金髪になり非行に走り、生徒会も辞めると言い出した。原因はアメリカに留学してしまう生徒会長を引き留めたいから。北村を生徒会長にするべく大河が代わりに生徒会長に立候補。

立ち直った北村は生徒会長に立候補し会長に告白するも、返事は帰ってこなかった。それに怒る大河は会長と殴り合いになり、会長の本音を引き出す。

思い詰めている様子の櫛枝。イブの日にクラスでクリスマスパーティーをすることなったが、櫛枝は行かないと言って聞かない。

クラス一丸で巨大なクリスマスツリーを完成させた直後、部活中の櫛枝が打ったボールがツリーに当たり壊れてしまう。

パーティーに来ない櫛枝を説得する大河。しかし櫛枝と竜児が付き合えば自分は竜児の側から離れなければならない。気づけば大河は泣き崩れていた。そんな大河の様子を目にした櫛枝は、竜児に何も言わせず去ってしまう。

雪山での楽しい修学旅行。しかし櫛枝と川嶋は言い争い、取っ組み合いの喧嘩に。川嶋は櫛枝の本音を隠す態度に腹を立てていた。そんな中大河が遭難する。竜児によって救い出された大河は、朦朧とする意識の中、竜児への恋心を明らかにする。

大河の発言を聞かなかったことにしたかった竜児は、自分ではなく北村が大河を救ったと大河に嘘をつく。

竜児と大河はそれぞれの進路について悩んでいた。竜児は学費で母親に迷惑をかけたくない。大河は自分がやりたいことが分からない。そんな中、竜児が大河に嘘をついていたことが櫛枝にバレる。竜児に詰め寄る櫛枝、そして大河にも自身の想いを打ち明けるように説得する。(おそらく、大河は北村と竜児が好きで、竜児は櫛枝と大河が好き、櫛枝も本当は竜児が好きなのではないか?大河は竜児と櫛枝が付き合うことを望んでいて、櫛枝は竜児と大河が付き合うことを望んでいるのだろうか。)

櫛枝は自身の本当の想いを竜児に打ち明ける。竜児と大河はお互いに自分の気持ちを伝え合う。

2人は駆け落ちし、竜児の祖父の家を訪ねる。竜児を身籠った後に実家を避けていた母親を実家に戻らせ、母親と祖父を和解させる。「自分が関わったら、皆不幸になる。」大河はそう信じていた、だからこそ竜児への想いを告白できずにいた。しかし、大河はそれは目の前の現実から逃げていただけなのだと気づく。大河は自分の母親と向き合うため、学校を退学。時は流れ、竜児達は卒業式を迎えた。卒業式を終え、1人教室に向かう竜児。そこには以前と変わらない大河の姿があった。