Linのアニメ&ラノベ備忘録

本ブログではアニメ&ラノベの評価点(おすすめ度)をタイトルに。記事の冒頭にアニメの感想(ネタバレなし)を。その数行下にアニメの全話あらすじを書いています。評価点の基準については「このブログについて」に記載しています。

BLACK LAGOON [3/5]

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タイの架空の犯罪都市ロアナプラを舞台に、荒事も請け負う運び屋と、いわゆる裏社会に属する組織や人物たちが繰り広げるクライムアクション作品

 

あらすじ

 

ごく普通の日本人サラリーマン岡島緑郎は、東南アジアで海賊ラグーン商会」に遭遇して拉致される。「ホテル・モスクワ」こと元ソ連軍の精鋭部隊から構成されるロシアン・マフィアの女ボスバラライカから依頼され、緑郎の勤める旭日重工の密輸に関わるディスクを奪ったラグーン商会は、チンケな報酬のタシにしようと彼を身代金目的で掠ったはいいが、交渉の手筈もない。それは、銃の腕は超一流で“二丁拳銃”(トゥーハンド)の異名を持つが頭は悪い中国系アメリカ人のレヴィが先走ったためだった。緑郎はマッチョでタフで博識だが変人というラグーン商会の黒人ボスダッチにより、娼婦・ヤク中・傭兵殺し屋マフィアが集う背徳の都ロアナプラに案内される。ラグーン商会には、FBIとマフィアに追い回されてレヴィに拾われたインテリ白人ベニーもいた。「ホテル・モスクワ」は旭日重工と”交渉”するが、上司たちは緑郎を簡単に切り捨てると、ディスク奪還に傭兵部隊を送り込む。こうして世界の現実を知った緑郎は、ネクタイを絞めた海賊ロックを名乗る。撃ち合いも争い事も大嫌いだが交渉能力に長けたロックはラグーン商会の一員としてロアナプラの住人となり、育ちも性格も正反対のレヴィとは次第に互いにない部分を補い合う「相棒」に就く。

ロアナプラはさまざまなマフィアの利権が絡んだ厄介な街だった。特に、かつて派手にやり合った間柄である香港三合会タイ支部のボスバラライカは、お互いの利益の一致で街に揉め事の種を持ち込ませないために幹部会を開いての協調体制という名の危うい冷戦状態にあり、利害がかち合えば死体の山がすぐできるという次第だった。ロックはロアナプラで生き抜くためのルールを飲み込んでいくが、厄介事は引き寄せられる虫の如くロアナプラに迷い込む。誘拐された南米十三家族のお坊ちゃんガルシア・フェルナンド・ラブレス奪還のために「世界一凶悪な狂犬メイド」ロベルタが乗り込む、ルーマニアから闇社会に売られた孤児でイタリアマフィアに児童ポルノスナッフフィルム愛好家への商品兼掃除係に使われるうちに頭と心が壊れた双子の殺人マシンヘンゼルグレーテルが暴れ回る、色ボケ・下世話・強欲かつ実はラングレー(CIA)というシスターエダが「懺悔を聞くかわりに鉛玉をくれる」教会兼武器販売所(麻薬も扱う)の通称暴力教会が絡むなど、ラグーン商会は数々の面倒事に巻き込まれる。