Linのアニメ&ラノベ備忘録

本ブログではアニメ&ラノベの評価点(おすすめ度)をタイトルに。記事の冒頭にアニメの感想(ネタバレなし)を。その数行下にアニメの全話あらすじを書いています。評価点の基準については「このブログについて」に記載しています。

新世界より [5/5]

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壮大なSFミステリー

 

原作はSF大賞受賞

 

新人類が神として君臨する新世界を描く

 

最後の最後で明かされる世界の真実

 

4話で覚醒します!!!ぜひ4話までは視聴することをお勧めします

(ちなみに5話だけ監督の交代で作風が大幅に変わりますが、6話以降は戻るのでご安心を)

そして4話で面白いと感じた方は、ぜひ途中で切らずに最後まで視聴することを勧めます

 

あらすじ

 

神栖66町に生まれた渡辺早季は、他の子供たちと同じく12歳で呪力が発現し、小学校「和貴園」を卒業して、呪力の訓練を行う「全人学級」に入学する。
同級生の朝比奈覚・青沼瞬・秋月真理亜・伊東守と共に利根川上流に夏季キャンプに行った早季たちは、先史文明が遺した「国立国会図書館つくば館」の端末機械である「ミノシロモドキ」と遭遇する。早季たちはミノシロモドキから、「悪鬼」と「業魔」の正体、呪力がもたらした文明の崩壊、そして現在の社会が作られた経緯といった、禁断の知識に触れてしまう。
直後、清浄寺の僧侶・離塵が現れる。離塵によってミノシロモドキは破壊され、早季たちは暗示により呪力を凍結されて連行される。
 
ラーマン・クロギウス症候群(悪鬼): 人格が不安定で愧死機構を持たない人間
 
橋本・アッペルバウム症候群(業魔): 常に呪力が洩れ出ている人間
 
連行中、早季たちは人間に服従しない外来種のバケネズミの襲撃を受ける。離塵はこれを退けるも、その後現れた風船犬の爆発に巻き込まれ死亡する。呪力を失った早季たちは逃走を図るが、早季と覚の二人はバケネズミに捕らえられる。二人はそこからなんとか脱出し、「塩屋虻コロニー」のバケネズミ・スクィーラに救われる。早季たちを捕らえたのは外来種の「土蜘蛛コロニー」で、塩屋虻と土蜘蛛は戦争中であることが判明する。
土蜘蛛の奇襲攻撃を受けた早季たちは、地中にあるバケネズミの巣の中で迷子になる。トンネルを歩いているうちに精神が朦朧としてくるが、早季は意識のレベルが下がった状態を利用して覚の呪力を復活させる。覚は呪力を使って巣穴から脱出し、土蜘蛛に反撃する。戦いを続けた覚は呪力の精度が落ち、撤退しようとする。撤退中に、「大雀蜂コロニー」の援軍が来て土蜘蛛を制圧する。
早季たちは、町の大人からの命令を受けてバケネズミが自分たちを始末するのではないかと恐れ、コロニーから逃走する。そして他の三人と合流を果たし、カヌーに乗って町に戻る。早季は瞬の呪力も復活させる。
 
神栖66町に帰還した早季たちは、面談を受けるが、何らかの処分が下されることはなかった。その後、5人全員が呪力を取り戻すことに成功する。
2年後、早季たちは14歳になっていた。瞬の様子がおかしくなり、学校にも来ないようになる。瞬の家に行こうとする早季だが、家の周囲の動植物は異形と化していた。瞬は、自らが、呪力が異常漏出し無意識に周囲のものを異形化させてしまう「業魔」になったことを告げる。瞬は押し寄せる大地に沈み、命を落とす。
 
早季たち5人の班には稲葉良がいる。だが早季は、自分が知っていたのは良ではなく、他の誰かだという違和感があった。早季たちは倫理委員会議長である覚の祖母・富子の呼び出しを受ける。早季は富子から、自分が後継者候補だと告げられる。
2月、守が突然家出する。彼の後を追った早季たちは、守が処分に怯えていることを知る。守と、彼の話を聞いた真理亜は町に戻らないことを決意する。早季は教育委員会の尋問を受け、富子の指示で、覚と共に二人を連れ戻しに向かう。
守と真理亜を探す早季たち二人は、バケネズミの「塩屋虻コロニー」にたどり着く。奏上役スクィーラは「野狐丸」という名を授けられていた。塩屋虻は大雀蜂と並ぶコロニーとなるまでに発展しており、覚はバケネズミへの不安を覚える。早季は真理亜の置手紙を受け取る。手紙には、守と真理亜は異常な町には帰らず、遠い場所へ行くと記されていた。神栖66町の大人達は子どもを恐れている。
早季は26歳となっていた。早季はバケネズミの管理の仕事を任されていた。大雀蜂コロニーと塩屋虻コロニー間で抗争が起ころうとしていた。
 
大雀蜂コロニー: 女王を崇拝し、女王が実権を握る王政コロニー
塩屋虻コロニー: 女王を単なる子を産む存在と見做し、実権は平民がもつ民主主義コロニー
 
無敵の大雀蜂コロニーの全滅の知らせが届く。塩屋虻コロニーを危険視した人類側は彼らの殲滅を試みるが、夏祭りの最中塩屋虻からの攻撃を受け人類側も死亡。人類側は塩屋虻コロニーの徹底的な殲滅に乗り出した。早季と覚を含めたメンバーは病院の様子を見に行くことに。そこには捕虜にされた人間がいた。そしてそこには悪鬼がいた。早季と覚は悪鬼から何とか逃げ延びた。しかし悪鬼は村まで追ってきた。そしてその正体は守と真理亜の子どもだった。
バケネズミは何故人類に反撃したのか?バケネズミは人間と高い知能を持つにも関わらず、人から圧政されていることに不満を感じていた。バケネズミ達の真の目的は夏祭りの襲撃に乗じ、託児場を襲い、人間の子どもを攫い、将来的にバケネズミ達の手足となる悪鬼に育てることであった。
かつて、世界には大量の破壊兵器が実在していたがその殆どは今はもう失われていた。ただ一つを除いて。「サイコバスター」は愧死機構を働かせることなく人を殺すことのできる兵器。これがあれば悪鬼と対等に戦うことができる。早季の母親は彼女に兵器の存在とその隠し場所を探すために一匹のミノシロモドキを渡す。早季と覚とそして生き残ったバケネズミの奇郎丸、乾の4人は呪われた地、東京に向かう。
 
サイコバスター: 正式名は強毒性炭疽菌
 
東京の地下にサイコバスターを探索に潜った一同。しかし悪鬼と野狐丸が彼らを追って来ていた。早季と乾、覚と奇郎丸の二手に分かれて探索に向かう。早季はサイコバスターの入手に成功。
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覚は悪鬼にサイコバスターを使うが(距離的に覚と悪鬼両方が炭疽菌に晒される)、早季は覚を失いたくないがために、炎でサイコバスターを吹き飛ばした。
早季は悪鬼は悪鬼ではなく、ただの人間であり、自分をバケネズミだと認識しているのではないかと疑い出す、だから愧死機構がバケネズミに対して働いており、人間には働かないのだと。奇郎丸を人間に装い、悪鬼に殺させた。悪鬼はバケネズミを殺したことで愧死機構が作動し死亡。スクィーラは捕らえられ、裁判にかけられる。スクィーラは自分達も人間だと主張するが観衆は嘲笑する。
バケネズミの学名はHeterocephals Graber。ヘテロとは対になるものをさす。またバケネズミ(化ネズミ)の遺伝子は23対であり、人間と同じであった。呪力を持った新人類は愧死機構のために呪力を持たない旧人類を殺せなくなる。そのため、新人類は旧人類にネズミの遺伝子を取り込み、人を化ネズミに変えたのであった。