Linのアニメ&ラノベ備忘録

本ブログではアニメ&ラノベの評価点(おすすめ度)をタイトルに。記事の冒頭にアニメの感想(ネタバレなし)を。その数行下にアニメの全話あらすじを書いています。評価点の基準については「このブログについて」に記載しています。

エロ漫画先生 [3/5]

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(義)兄妹ラブコメ


あらすじ


高校生であると同時に、「和泉マサムネ」のペンネームで活動するライトノベル作家でもある和泉正宗には、年齢的には中学生で、義理の妹になる和泉紗霧がいた。1年前の親の再婚によって兄妹となった2人だが、その後に起こった出来事が原因で、妹は学校にも通わず部屋に閉じこもる引きこもりとなっていた。だが正宗はある日、自分のライトノベルの挿絵を担当しているイラストレーター「エロマンガ先生」が、紗霧と同一人物であることに気がつく。

後日、別レーベルで活動している売れっ子ラノベ作家の少女山田エルフが、偶然和泉家の家に引っ越してくる。エルフは、エロマンガ先生に自分の次回作のイラストレーターをやってもらいたいと考えていたが、正宗とエルフは話の流れで、ふたりのうちどちらの次回作が面白いかエロマンガ先生に判断してもらい、勝った側のイラストをエロマンガ先生に描いてもらうという賭けをする。また正宗は紗霧を見て、次回作で妹をヒロインにすると決断する。

そして正宗とエルフは、エロマンガ先生に見せる前に互いの原稿を読むが、その時点でエルフは正宗の小説を「紗霧に対するラブレター」と評して自分の負けを認め、また紗霧こそがエロマンガ先生であることに気がついた。正宗はこの原稿を小説を読ませるべく紗霧の部屋に乗り込んだところ、紗霧は「お隣さん」をイラストレーターだと勘違いし、正宗の次回作のイラストを担当するのではないかと恐れ、以前指摘されていた自分の絵の欠点を克服すべく特訓していた。正宗の小説を読んだ紗霧は、凄く面白いけど恥ずかしいのでこのままでは他の人には読ませられないと語ると共に、「私、好きな人がいるの」と正宗に告げる。

紗霧にフられたと思った正宗だが、彼は自分と紗霧で作ったラノベのアニメ版を、自分から部屋の外に出られるようになった紗霧と共に見るという夢を語り、それを聞いた紗霧は「二人の夢にしよう」と応える。

自分の担当編集に原稿を催促されているエルフが、和泉家に逃げ込んできた。紗霧はエルフと話すうちに彼女をモデルにしたキャラなどを描くが、正宗はそのキャラを小説に登場させることで原稿を修正しようと考え、またこの小説を出版するための企画書を完成させる。

6月、企画書を担当編集の神楽坂あやめに見せてGOサインをもらった正宗だが、超人気作家千寿ムラマサの新作出版が優先されたため、正宗の本が出版できるのは約1年後だと言われた。だが、どうしても早く新作を出して収入を得たいという正宗に対し神楽坂は、短編ラノベのコンペ『ラノベ天下一武闘会』という企画に正宗が参加し、優勝することで出版枠を得られるという話を持ちかけ、正宗は食いつく。だが、たまたまその場にいた別の若い女性作家が「私の夢」の邪魔だから正宗の「夢」を潰すために、自分も参加すると言い出す。その人物こそ千寿ムラマサであった。

ムラマサと正宗のやりとりをその場で見ていたエルフに、自分が苦手とする短編小説の書き方を教えてもらいながら正宗が原稿を修正していたところ、ムラマサ本人が紗霧家にやって来た。実はムラマサは、マサムネの「バトル系小説」のファンであり、彼が「ラブコメ小説」を書くという話を聞いたためこれを阻止しようとしたという。そして自分の収入で正宗と紗霧の生活を保障する代わりに、自分好みのバトル系小説を書き続ける専属小説家になってほしいと正宗にもちかけた。だが紗霧がムラマサに叫んだ「(正宗は)あげないっ!」という啖呵に正宗は背中を押され、あらためてムラマサと勝負することを選ぶ。

ラノベ天下一武道会』の結果、和泉マサムネの新作『世界で一番可愛い妹』(以後『世界妹(セカイモ)』と表記)の単行本が、エロマンガ先生のイラスト付きで無事に9月に発売されることに決まった。また正宗はムラマサより、マサムネのラブコメ小説に対する賛辞を受け取る。

ラノベ天下一武道会』でムラマサ、正宗に次いで第3位の得票を得た新人作家の獅童国光より、同企画参加者のうちムラマサと獅童の本も結局出版されることが決まったため、皆で打ち上げをやりたいという提案が来たと、正宗はエルフより言伝される。

そして紗霧家で行われた打ち上げ中の話の流れで、後日にエルフの別荘にて『夏の取材&執筆合宿』が行われることになった。『世界妹』のイラストを集中して描くため頑張るからという紗霧に背中を押され、紗霧を家に残し正宗も参加を決める。皆は取材がてら浜辺で遊んだり、露天風呂に入ったり夕食を摂ったりして過ごす。その夜エルフは正宗をひとり呼び出し、自分は正宗のことが好きだと告白、また正宗もいずれ自分にプロポーズすると予言する。

翌日、正宗はムラマサに前日の話の中で約束した、完結した自分の小説の番外編小説を渡した。それを読み終えたムラマサは、正宗がムラマサのために面白い小説を書いてくれたおかげで、自分で自分のための小説を自分で書く必要はなくなったから、小説はもう書かないと言い出す。だが、以前よりムラマサが自分にファンレターを送ってきてくれていたことに気づいていた正宗は、ムラマサに感謝の言葉を告げるとともに、夢がひとつだけなんてもったいないと語る。そうするとムラマサは、正宗がムラマサの専属小説家になったわけではないのだから、足りない供給分は自分で書くしかないと、あっさり断筆を撤回。そして自分のもうひとつの夢として、さしあたって正宗に、自分のことを好きになってもらうと言い出した。

後日、紗霧の部屋に紗霧、正宗、エルフ、ムラマサがいたところ、紗霧のパソコンの画面に、エロマンガ先生がネットでお絵かき配信をしているときに使っているのとよく似たお面にパーカー姿の人物が現れる。そして自分こそが本物の「エロマンガ先生」だと名乗った。