Linのアニメ&ラノベ備忘録

本ブログではアニメ&ラノベの評価点(おすすめ度)をタイトルに。記事の冒頭にアニメの感想(ネタバレなし)を。その数行下にアニメの全話あらすじを書いています。評価点の基準については「このブログについて」に記載しています。

ぼくらの [4/5]

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ダークな物語も音楽も最高!

味方・敵の機体のデザインが秀逸 

 

あらすじ

 

ロボットのパイロットになるための契約は、コエムシが用意する板に手を触れることで完了する。戦闘の始まる日時は事前には明らかにされず、戦闘時には契約した全員が強制的にロボットのコックピットに転送される。ただし操縦は選ばれた1人だけが行い、他のメンバーはそれを見守ることしか出来ず、通常の方法では交替もできない。

敵は1回の戦闘につき1体出現する。形態も戦い方もまちまちだが、全ての敵には共通して直径およそ20メートルの球体状、花のつぼみ様の急所があり、それを破壊すれば敵を倒すことができる(ただし、後述のように厳密な勝利条件は異なる)。戦闘に負けるか、決着がつく前に48時間の制限時間が過ぎると、自らの地球を含む宇宙が消滅する。ただしロボットは「パイロットの生命力」で稼働するため、勝利したとしてもパイロットは死亡する。したがって、パイロットとして戦闘に臨めば、「勝ってパイロット一人が死亡する」か、「勝てずに宇宙もろとも消滅する」かのどちらかしかあり得ない。

戦う敵の正体は、“枝状分岐宇端末点”すなわち平行世界(パラレルワールド)の地球人。この戦いは並行世界同士の存続を懸けた戦いであり、勝利とは対戦相手の地球を含む宇宙を消滅させることを意味する。敵の急所の中には、ジアース同様の球体空間状のコックピットと椅子およびパイロット達が収納されており、ジアースのコックピットも敵の急所と同様の外殻で覆われている。つまりジアースと敵は同質のロボットであり、急所とはそのロボットのコックピットのことを指す。急所を破壊するという勝利条件はコエムシ達による方便であり、正確には「その回の敵の担当パイロット」を「自分達の世界の人間」が殺すことである。その際、手段の如何及び殺す人間が誰かは問われない。

戦闘終了後、次に操縦するパイロットは本人にのみ聞こえる啓示のような形で名を呼ばれる。ロボットは姿を消し、次の戦闘が始まるまでしばしの日常に戻る。この戦闘を地球ごとに決められた回数分だけ勝ち続けることで、その地球はこのゲームから解放される。

最後の戦闘に関しては、事前に最後のパイロットが他の地球の人間を契約させ、自分達の操縦していたロボットを引き継がせる。そして実際に最終決戦をその地球の契約者に見せることで、戦い方を次の地球にチュートリアルすることを兼ねている。こうして舞台となる地球を変えて、このゲームは続いていく。